■第82回全国高等学校ラグビーフットボール大会 1回戦レポート

2002年12月27日、第82回全国高等学校ラグビーフットボール大会が開幕されました。我らが千種高校も3年ぶり2度目の花園出場を果たし、27日12:00〜第一グランドでのオープニングゲーム、開会式後最初の試合で島根県の強豪、江の川高校と対戦しました。今回も前回の花園出場時同様、スタンドは紫色の旗を手にした千種高校応援陣でいっぱいでした。千種高校の選手達がグランドに姿を現すとスタンドは一気に沸きあがり、期待と興奮一色といった雰囲気で選手に大きな声援を送っていました。そして試合開始!

前半風上に立った千種は相手陣内でボールを支配し、試合を優位に進めていきました。試合開始後5分、22分と続けてトライを奪い、前半終了間際、相手にワントライを許したものの、14−5とリードしたまま後半戦を迎えました。

後半に入ると、逆に風上を味方にした江の川高校がじわじわと本来の力を発揮し始め、その激しい攻めは千種のディフェンスを突破していきました。千種陣内でのプレーが多くなり、スタンドで応援していた全員がはらはら、どきどき、そわそわしていたことと思います。(私達もそうだった!)後半22分、ついに江の川が14−19と逆転。もうここまでかと内心思いました。それでも千種フィフティーンは決して望みを捨てず、最後の最後までその勢いは衰えることはありませんでした。そして試合終了直前、フォワードが一丸となりゴールに迫り、1番碧山君がトライ!!あの瞬間の感動は本当に忘れられません。3年前、花園初出場が決まった愛知県大会決勝戦の時を思い出しました。スタンドは大歓声で沸きあがっていました。そして試合の勝敗を決めるゴールキック。決まれば2回戦進出。

会場にいた全員がひとつのボールに集中します。きっとグランドに立っていた選手は、その重みを一番感じていたと思います。全員の思いを乗せたボールは惜しくもわずかにゴールポストを外れ、ノーサイド。得点19−19の同点のまま終わり、抽選による勝敗の決定となりました。抽選という思いがけない状況に、どこか納得のいかない、複雑な気持ちでした。

会場から出てしばらくして、「千種敗退」という結果が人から人へ伝わってきました。みんな驚きを隠せないような、信じられないような表情でした。実際私自身、"あぁ、本当に負けたんだ"と思えたのは、次の日の朝刊を見てからでした。本当に残念でなりません。でも「敗退」という結果を聞いても誰一人「負けた」と思う人はいなかったはずです。最後まで望みを捨てずに一丸となって挑み続けた千種フィフティーンは本当にたくましく、強く、そして頼もしく思えました。後藤キャプテンをはじめとする選手達全員の三年間の絶え間ない努力を、今回の試合で改めて感じることができました。花園でのこの経験は、選手達にとって二度と得られないとても大きな財産になると思うし、応援に来ていたOB・OG、現役生、保護者、みんなの心にもいつまでも残ることと思います。選手達には胸を張ってもらいたいです。試合に勝って2回戦に進出できなかったことはとても悔しいけれど、決して負けることなく花園あとにした千種フィフティーンは、私達の最高の誇りです!たくさんの夢と勇気をありがとう!そしてお疲れ様でした!!
(一部"大会記録"より引用させていただきました。)

■試合展開


 
千種
 
江の川
 
トライ
  ゴールキック   トライ   ゴールキック
前半 5分 3:鈴木   10:石井            
22分 2:長江   10:石井            
            30分 2:   10: ×
後半             15分 10:   10:
            22分 8:   10:
29分 1:碧山   10:石井 ×            
  得点       19   得点       19

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