■第 10回OB訪問■

2005年10月26日に、名古屋大学で院生をしている34回生堀田紳也さんにお話を聞いてきました。
堀田さんは、ただの大学生ではなくなんと珠算10段というつわものでした。

OB訪問レポート

スタッフ(以下、ス):はじめまして。よろしくお願いします。まず、回生と名前を教えて下さい。
堀田(以下、堀):34回生の堀田紳也といいます。

Q: ではまず、所属していらっしゃる学部(研究室)について教えてください。
A: 所属は、名古屋大学大学院工学研究科機械理工学専攻機械科学分野環境エネルギー工学講座流体機械工学グループです。

Q: どんな研究をしていらっしゃるのですか?
A: 風力発電の研究をしています。風車の翼の部分やタワーの部分に力が加わった時に、折れないかどうかなどをコンピューターを用いてに数値計算させ、新しいプログラムを作っています。

Q: 初めから風車の研究をしたいと思ってこの学部に入ったのですか?
A: 学部に関しては、もともと“ものづくり”に興味があったので、色々な学部から消去法で選んだところ工学部に行き着きました。正直なところ、特にこれがやりたい!と思って入ったわけではありません。でも“流体工学”は“答え”というものがなくて、「支配方程式」という式は存在するのですが、解くことはできないんです。そうした分からないものに対して、いかに工夫していかに近い答えを1つずつだしていくか、つまりこれから先のことを研究していくという点がおもしろいと思いました。

Q: 企業と提携して研究を?
A: いいえ。中には中部電力さんと提携してやっている研究などもありますが、僕たちは企業提携はせずに自分たちでやっています。


Q; 風力の計算のプログラム作りは難しいですか?
A: はい。計算機に計算を任せてしまうと、結果は出てくるのですが途中経過は見えないんです。そうすると例えば自分でプログラムを作っていてエラーが出たときに、途中経過が見えないので、どこでどうしてエラーが出たのかがわからなくて困ることがありますね。

Q: 修士の 2 年間はずっと風力発電について研究するのですか?
A: そうですね。グループ内に今 5 人学生がいるのですが、それぞれにテーマが振り分けられ、 2 年間はずっと同じことについて研究をして最終的に修士論文にまとめます。

Q: では続いて、高校時代のお話を聞きたいと思います。高校時代は何部でしたか?また、その部活の思い出は?
A: 合唱部です。思い出は、文化部にしてはけっこう頑張っていた部活だったので、朝練や岐阜県での合宿もあり、体力的に鍛えられたことです。

Q: なぜ合唱部に?
A: 特に入りたい部活もなく「部活何にしよう?」と思っていたところに、友達から合唱部への誘いがあり、そのまま行き当たりばったりで入部しました。

Q: 高校時代 3 年間で一番思い出に残っていることは?
A: う〜ん・・・(かなり長い時間悩んだ結果・・)告白して振られたことですかね(笑)

Q: では、いよいよ(今日の本題とも言える)そろばんについて聞いて行きたいと思います。
そろばんを始めたきっかけは何ですか?
A: 親が転勤族で各地を転々としていたのですが、僕が小学校 1 年生のときに名古屋から静岡へ引っ越すことになって、新しい土地に早く慣れるようにと、友達作りのために親に勧められて始めたのがきっかけです。


Q: やっぱりその頃から他の子よりも出来たんですか?
A: 今思うとそうですね。通っていたそろばん教室が“年齢の壁”がない教室だったので、自分のレベルに合わせて年上に混じって練習したりもしていました。

Q: そろばん教室ってどんなかんじなのですか?(スタッフ 2 人ともそろばん経験ナシ)
A: 教室によって雰囲気ややり方は様々。僕が通っていた教室は好きな時間に来て、先生から与えられた課題を進め、好きな時間に帰るというものでした。中には級別に時間を設定し進めるところもあります。

Q: そろばんをやっていて得したこと・楽しいことは何ですか?
A: そろばんって、最近みんなやらないですよね。だから、初めて会ったときでも「そろばんをやっている」と言うとめずらしいので、覚えてもらいやすいです。他にも日常生活でもちょこちょこ得しています。

(堀田さんは以前、研究室のみんなとスーパーで食べ物をまとめ買いした時に、買い物かごに入れられる大量の商品の合計をその場で計算→レジのおばちゃんの合計金額の打ち間違いを発見→ 100 円損する所を食い止めたというツワモノです☆)

Q: そろばんを始められて、これでもう 18 年ですね。 18 年間という長い間そろばんを続けて来られたのはどうしてですか?
A: 最近は計算機が出回っていますが、人間も努力や訓練次第で、計算機に匹敵するような計算力を持つことが出来るという魅力があったからですかね。

Q: 今はそろばんはどのくらいやってらっしゃるんですか?
A: 今はもう教室には通っていませんが、自分で自宅でやっています。週に 3 回、 1 時間くらいずつですかね。忙しくなってきて、そろばんと他の生活の両立が難しくなってきたので、そろばんではできるだけメリハリのある練習を心がけています。自宅の練習で使っているのはそろばん専門出版社が出している練習用テキストなどで、 30 問( 5 桁× 5 桁)を 4 分で、だいたい 1 問 8 秒のペースで解く問題です。

あとは合宿もあって、一日6〜7時間ほどそろばんをやります。前回は大阪であり、夜は飲み会も(笑)

 

堀田君の実力はこちら(5.5MB)

Q: 大会もあるんだとか?
A: はい。年に 5 回くらいで、競馬で言う“ G1 級”の大会はそのうち 3 回。だいたい参加者は 200 人ぐらいで、一番多いのは全日本選手権の 400~500 人。全日本選手権は毎年必ず 8 月 8 日(そろばんパチ(8)・パチ(8)ということらしい(笑))にあります。

Q: ちなみに堀田さんは大会ではどのくらいの成績を?
A: ひとつ自慢は、そろばん 10 段の人ばかりが集まる名人戦で全国ベスト32になったことです。

Q: そろばんの今の現状はどうですか?
A: なかなかやる人は少ないですね。でも最近テレビでフラッシュ暗算が出てきたりして少し盛り返し気味です。海外にもそろばんは普及していて、ハワイでは英語で読み上げ算(「〜円也・・」)をやっています。中国はそろばん強いです。

Q: ところでそろばんって、どこまで計算できるんですか?
A: ルートと 3 乗根まではいけますね。でもそろばんって慣れてくると、頭の中で珠の動きがイメージできるなら、その方が実際にそろばん使うよりも早いんですよ。

Q: では、最後になりましたが千種生に一言お願いします!
A: 勉強とか運動とかじゃなくてもいいから、何か 1 つ得意なものを極めて欲しい。自分の自信になるものを、色々経験して見つけていってください!

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